第52回
こんにちは。チバパパです。
これから就職する方、まだ若手社員だという方向けに、フリーランスまたは独立する前に、まずは会社に入った方が良い理由を書いていきたいと思います。
実力がなくても給料をもらえる
特に日本の会社というのは、新卒採用という制度を取っていることが多く、いわば実力のない人を、これから成長するポテンシャルがあると判断して採用します。
入って1.2年は実力がなくても、お給料をもらえるわけです。
保険料などを引かれても最低15万程度はもらえます。
なんてありがたい制度なんでしょうか。
いわば社会勉強をしながら、お金までもらえるということなんですね。
どの会社に入ったとしても、その企業文化以前の会社ってこういうものだと理解できることは、あなたの人生のメリットとなるでしょう。
まだまだ多くの人はサラリーマンとして働いているわけですから、人の心を理解するという点でも意味のあることだと思います。
お金の儲け方、金銭感覚を身につける
会社というは、別の言い方をすれば、金儲けをする組織です。
どんな会社に入っても、このキャッシュフローを勉強することになります。
いきなり独立してしまえば、いちから儲かる仕組みを考えなければなりません。しかも、その仕組みで果たして儲かるのかもわかりません。
しかし、会社というのは、儲かる仕組みがある程度確立されていますので、どのようにお金儲けをしているのかを目の当たりにすることができます。
儲かる仕組みというのは、基本的には、
サービスや物を、提供、作成するための費用よりも、少し多めのお金を金額をお客さんからもらうことで成立しています。
その仕組みにおいて、
- どのように利益を乗せるのか
- どのように交渉するのか
を会社に入れば、学ぶことができます。
いきなり個人で事業を始めると、そのノウハウがないため、大損する可能性があります。
ビジネスコミュニケーションを身につける
ビジネスでのコミュニケーション能力というものは、普段のコミュニケーションとは異なるものです。
基本的には、お金を稼ぐために仕事をしていて、かつ、ステークホルダーはそれぞれで利益を出そうとしています。
主張が弱ければ、自身の利益というのはどんどん減っていきます。
単にいい人ではいけないのです。
また、もう一つの観点で、
互いの認識齟齬をできるだけ無くすコミュニケーションの取り方が求められます。
曖昧な理解により、不利益を被る可能性があるからです。
会社は損をしないコミュニケーション能力を身につける機会と言えるでしょう。
何が社会で価値あるものとされているかを知る
会社に入ることによって、ビジネスでどのようなものに価値があるのかを知ることができます。
例えば、私はSEでプロジェクトマネジャーをしていますが、一つのプログラム言語のことを死ぬほど理解していても、サーバーのことを一切知らない人は、あまり価値がないと思います。
システム全体のこと、ハード、ミドル、ソフトをまんべんなく理解していて、コミュニケーション能力が高い人間は価値が高いです。
プロジェクトマネジャーという立場は、詳細を見ることがないからです。
それぞれの業界で何に価値があるのかを知るためには、その業界の会社で働くことが最も手っ取り早い方法です。
外からでは分からないことの方がはるかに多いからです。
経営コンサルをやっている人でも、現場で働くという経験をしていない人は、机上の空論をかき回すだけです。
失敗は自分の責任にならない
仮に自分の仕事が失敗したとしても、自分の口座からその失敗した金額を引き落とされるなんてことはありません。よっぽどの失敗や会社ルールを犯したりしない限り、減給などあり得ません。
会社でのあなたの評価は下がることはあっても、あなたの人生に致命的なダメージを与えることなどないのです。
そういう意味ではとてもリスクが低いので、チャレンジングなことができます。
チャレンジして成功すれば、あなたの評価につながりますし、失敗しても経験になります。
逆に会社でチャレンジをしないことは、単にあなたは搾取されているだけの人間となってしまいます。
いかがでしたか?
独立するにしても、働くにしても、
会社という組織にただいるだけでは、あなたの方は次第に低くなり、単なる会社の歯車となってしまいます。
会社にいる意味と自分の人生設計を照らし合わせ、常に最良の選択をしているか確認していくことが大切です。